若手が活躍する職場

長井市にある朝日金属工業株式会社は、60年前に長井市で創業した老舗企業。
「名前は知ってても何をしている会社かは知らない」と言われることも多いですが、実は金属の板をいろいろな形に変える「金属プレス加工」の会社。
日本はもちろん世界で使われるスマホの部品を月に15億個以上も作っていて、コンビニ等でも使えるICカードの部品は、国内シェアのほとんど!を持っているなど、私たちの身近なところで朝日金属工業の製品「0.05mmの金属板」が使用されています。
朝日金属工業で働く社員の3分の1(75人中25人)は、25歳以下と若手社員も多く活躍しています。
社内には様々な職種があり、理系・工業系出身はもちろん、女性も、文系も活躍しています。
朝日金属工業で働く社員の3分の1(75人中25人)は、25歳以下と若手社員も多く活躍しています。
社内には様々な職種があり、理系・工業系出身はもちろん、女性も、文系も活躍しています。

生産管理
お客様からの依頼を現場に伝え、材料を調達し、納期を調整し、出荷までを担当します。
外出してお客様との打ち合わせにも参加するなどお客様とのやりとりが多く、倉庫での作業もあるがパソコンでの業務の方が多いです。現在、20代の女性が活躍しています。
金型設計
お客様の希望される製品形状を作るため、金型の図面をCAD/CAMで設計します。新卒で入社して21年になる方から若手まで幅広く活躍中。
https://youtu.be/xIfeLXuyMt4
金型部品加工
https://youtu.be/xIfeLXuyMt4
金型部品加工
機械に対して「この形状で加工して」と指示するプログラムを組むなどの作業を行い、部品を加工します。どう加工するか自分の頭で考えるのが腕の見せ所。
https://youtu.be/dxetq2wU_K0
マシンオペレーター
マシンオペレーター
機械に材料をセットしたり、検査したりします。
https://youtu.be/bKWl7WBP63E
品質管理
https://youtu.be/bKWl7WBP63E
品質管理
出来た製品をミクロン=マイクロメートル(1000分の1mm)単位で検査して、出荷して良いかを判断します。
https://youtu.be/RxiFRpOg-pk
https://youtu.be/RxiFRpOg-pk
家族にも紹介できる。朝日金属工業の働きやすさ
ユースエール認定企業になっている
「ユースエール認定制度」とは、若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を若者雇用促進法に基づき厚生労働大臣が認定する制度のこと。
ユースエール認定企業になっているということは、離職率が低い、残業が少ない、有給休暇を取得できる、育児休業を取得している人がいる、などの基準をクリアしている証です(ユースエールについての詳しい内容は、厚生労働省WEBサイトをご覧ください)。
2022年4月から男性社員への意向確認が義務化となった育児休業も、朝日金属工業ではこれまで男性社員4人の育休取得実績が既にあり(40日間の育児休業を取得した方もいるそう)、山形県が作成した「男性育休デジタルリーフレット」にも掲載されています。

社員が自分の職場を紹介できる職場
家族や友人など自分の大切な人を「うちの会社で一緒に働こうよ」と誘うというのは、自分の職場に大きな不満がなく良いと感じていないと出来ないのではないでしょうか。
朝日金属工業で先に働いていた人が、転職先を探していた家族に職場を紹介し入社したという関係の2人を発見。紹介した人は「子供の行事やお迎えで急な対応が必要な時も、職場の人は親切にしてくれる」と、働きやすさを感じていたようです。
紹介された方に入社してみての感想を聞くと、「優しい人ばかりで、すごく働きやすくて友達に紹介したくなる職場」とのこと。この「優しい人が多い」というのは他にも話している方がいて、管理部長の横山さんが話す”社員に寄り添い相談しやすい風土”が、根付いている印象です。
やらされてる仕事ってつまらないでしょ?
製造業というと、製造ラインの機械の前に立って決められたことをやるだけ、と思っていませんか?
社内で働く人に話を聞いてみると、みなさん、笑顔で働いているのが印象的なので、
その秘訣はなんでしょう?と、社長の加藤さんに聞くと返ってきたのは、
「やらされてやる仕事ってつまらないでしょ?」という言葉。
自分で自分の仕事を管理する
自分で自分の仕事を管理する
朝日金属工業では、製造ラインで1分1秒を争って時間と数に追われて仕事をするのではなく、仕事のスケジュールを自分で立てられるようになっています。
もちろん仕事なので、「これくらいやりましょう」という計画はありますが、その中でどの仕事から手を付けるか等の順番は1人1人が考えるなど、自分で自分の仕事の管理ができるのが、この会社の仕事の仕方。
「詰め込んでも効率は良くならない。自分でやらなきゃって想いになるとやり方工夫するし早くなる。自分で自分の仕事の組み立てが出来ないってのは、それほどつまらないものがない。自分でやりたいってなるようやり方は任せてる。」
そう話す加藤社長は、一般の社員として入社して34年後に社長に就任した生え抜き。
現場を知り、「若い人にものづくりの楽しさを知ってもらいたい」という想いが、”任せる風土”につながっています。
企業の一番の財産は「人」。
愛情の反対=無関心では人は育たないから、よくも悪くも人に関わるの大事、という考えで社長就任後に作成した経営理念には、「愛を持って人財を育成し」という言葉を掲げています。